保温工はきつい?現役職人が感じる5つのきつさと、長く続けるための対策

現場の仕事

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「保温工って、やっぱりきついの?」
「この仕事、ずっと続けられるのかな」

保温工を始めたばかりの人も、何年もやってきた人も、一度は思うことだと思います。
現役の保温職人のなおきです。

この記事では、保温工の仕事のきつさを5つに整理して、それぞれの対策をまとめます。きつさを知ったうえで、どう付き合っていくかを考えるヒントにしてください。

なおきの本音
正直、全部きついです。
でも6年目の僕からすると、やっぱり一番は⑤の給料が上がらないことです。

保温工の5つのきつさと対策

保温工の5つのきつさと対策。1 暑さ:空調服・水分と塩分・休憩、2 グラスウールのかゆみ:長袖・保護具・作業後すぐ着替える、3 狭い場所での無理な姿勢:同じ姿勢を続けない、4 高所での作業:フルハーネスと特別教育、5 給料が上がりにくい:資格・職長・会社選び・施工管理

① 暑さ(夏の天井裏や屋外)

夏の天井裏は、40℃を超えることもあります。屋外の配管やプラントでは、直射日光の下での作業になります。

対策:空調服を使う、水分と塩分をこまめにとる、休憩を決めて取る。2025年6月からは、気温31℃以上やWBGT(暑さ指数)28以上の場所で長く作業する場合、会社は熱中症の報告体制や対応手順を決めておくことが義務になりました。体調が悪いときは、我慢せずすぐに伝えましょう。

② グラスウールのチクチク・かゆみ

グラスウールやロックウールを扱った日は、腕や首がかゆくなりがちです。慣れても、かゆいものはかゆい。

対策:長袖・手袋・首元をふさぐ服装、保護メガネや防じんマスクを使う。作業が終わったら早めに着替えて、作業着は普段の服と分けて洗う。

③ 狭い場所での無理な姿勢

job tagでも、保温工事は「狭い場所での無理な姿勢」がある仕事とされています。天井裏やパイプスペースで、中腰や上向きの作業が続くこともあります。

対策:同じ姿勢を続けすぎない、休憩のたびに体を伸ばす。腰や首に違和感が続くときは、早めに休む・相談する。

④ 高所での作業

足場や高所作業車の上での作業もあります。

対策:フルハーネスなどの墜落制止用器具を正しく使う。必要な特別教育は必ず受けておく。

→ 必要な講習は保温工に役立つ資格一覧でまとめています。

⑤ 頑張っても給料が上がりにくい

job tagによると、保温工事の平均年収は約467万円です。体を張っている割に、給料がなかなか上がらないと感じる人も多いと思います。

対策:資格を取る、職長を目指す、条件のいい会社に移る、施工管理に進むなど、年収を上げる方法はいくつかあります。

→ くわしくは保温工の年収のリアルで書いています。

それでも保温工を続ける理由

きついことがある一方で、保温工は配管やダクトの熱を守る、なくてはならない仕事です。仕上がりがきれいに決まったときの気持ちよさは、この仕事ならではです。

なおきの本音
仕上げのラッキング作業など、自分が取り付けたものがずっと残る。
そう思うとやりがいがあるし、きれいに仕上げようと思えます。

「もう続けられない」と思ったら

きつさの原因が「仕事そのもの」なのか「今の会社」なのかで、取るべき道は変わります。会社が原因なら、同じ保温工のまま、条件のいい会社に移るだけで楽になることもあります。

→ 迷っている人は保温工を辞めたいと思ったらを読んでみてください。

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まとめ:きつさを知って、付き合い方を決める

保温工の仕事には、暑さ、かゆみ、姿勢、高所、給料という5つのきつさがあります。対策できるものは対策し、どうにもならないものは働く場所や働き方を変える。それが、長く続けるための一番の近道だと思います。

出典:厚生労働省 job tag「保温工事」、富山労働局「職場における熱中症対策の強化について(令和7年6月1日施行)」

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