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「真夏の現場で、もう体が限界かもしれない」
「この先も保温を続けていけるのか、正直わからない」
「辞めたいけど、辞めたあとどうすればいいのか見えない」
現役の保温職人のなおきです。僕自身、「辞めたい」と思った日は一度や二度ではありません。
この記事では、保温工を辞めたいと思ったときに勢いで辞めて後悔しないための考え方と、辞めたあとの選択肢、働きながら次を決める手順をまとめます。
なおきの本音
僕が一番「辞めたい」と思ったのは、真夏のとても暑い日の、天井裏での作業でした。
40℃を超える中での作業は、正直かなりキツかったです。
保温工を辞めたいと思う、よくある理由
- 体がきつい:重い材料、中腰や天井裏での作業、夏の暑さと冬の寒さ
- 給料が上がらない:経験を積んでも、思ったほど手取りが増えない
- 休みや時間が読めない:工程の最後にしわ寄せが来て、急に忙しくなる
- 人間関係:親方や先輩、他業種との関係で消耗する
- 将来が見えない:年を取っても今と同じ動きができるか不安
厚生労働省のjob tagによると、保温工事の平均年収は約467万円(令和7年賃金構造基本統計調査)。同じ現場の施工管理とは平均で200万円以上の差があり、「割に合わない」と感じるのは自然なことです。
→ 保温工の年収のリアル|平均は約467万円。現役職人が考える、年収を上げる5つの方法
辞める前に一度だけ考えたいこと
「辞めたい」の原因が、保温という仕事そのものなのか、今の会社や現場なのかで、選ぶべき道は変わります。
| 辞めたい理由 | 原因はどこ? | 考えたい選択肢 |
|---|---|---|
| 給料が上がらない | 会社であることが多い | 同業で条件の良い会社へ/資格を取る |
| 体がきつい・将来が不安 | 仕事そのもの | 施工管理・設備管理など働き方を変える |
| 休みが少ない・時間が読めない | 会社・現場の組み方 | 同業他社・施工管理・設備管理 |
| 人間関係がつらい | 会社・現場 | 環境を変える(同業他社でも解決しやすい) |
給料や人間関係が原因なら、保温の経験を活かしたまま会社を変えるだけで解決することがあります。逆に体の負担や将来の不安が原因なら、働き方そのものを変える道を考えた方が後悔しにくいです。
なおきの本音
僕の場合は、仕事そのものが原因に近いかもしれません。
グラスウールを扱うと肌がとても痒くなって、日常生活に支障が出ることもあったからです。
保温工を辞めたあとの選択肢
① 同業で条件の良い会社に移る
保温の経験はそのまま評価されます。プラントや大型設備の案件が多い会社は経験者を求めていて、給料や休みの条件が上がることもあります。
② 施工管理に移る
現場作業から、工程・安全・品質を管理する側に移る道です。体の負担を減らしながら、現場経験を武器にできます。
→ 職人から施工管理への転職はアリ?現役保温工が考えたメリットと、正直きついところ
③ 設備管理・ビルメンテナンスに移る
ビルや工場の設備を点検・保守する仕事です。体力的な負担が比較的少なく、休みも読みやすい傾向があります。
④ 辞めずに、資格で条件を上げる
熱絶縁施工技能士などの資格を取って、今の会社で手当や立場を上げる道もあります。「辞める」以外の選択肢も、一度は並べてみてください。
後悔しない辞め方:働きながら次を決める
- いきなり辞めない:収入が途切れると焦って次を決めてしまい、同じ不満をくり返しやすくなります
- 転職エージェントに登録して、外の条件を知る:自分の経験で、どんな求人があるかを先に知っておく
- 次が決まってから退職を伝える:現場の区切りを考えて、早めに上司に相談する
- 有給休暇の残りを確認しておく:引き継ぎと合わせて、使い方を相談する
なお、期間の定めのない雇用(正社員など)であれば、法律上は退職を申し入れてから2週間で辞められます(民法第627条)。ただ、職人の世界はつながりが狭いので、できるだけ円満に辞めるのが自分のためになります。
体や心が本当に限界のときは、転職より先に休むことを優先してください。眠れない、食欲がない状態が続くなら、医療機関に相談するのも一つの方法です。
なおきの本音
もし辞めるときが来ても、今までお世話になった会社に、少しでも負担をかけない辞め方をしたいと思っています。
まずは「外の条件」を聞いてみる
辞めるかどうか決めていなくても、転職エージェントは無料で使えます。今の自分の経験で、外ではどんな条件があるのかを知っておくだけで、今の会社に残るにしても、辞めるにしても、判断がしやすくなります。
職人から施工管理エージェント
職人・現場作業員から施工管理への転職を専門にサポートしているサービスです。業界出身のコンサルタントが、職人の経験の活かし方から書類・面接まで相談に乗ってくれます(40歳未満の人が対象)。
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まとめ
- 「辞めたい」の原因が仕事そのものか会社かで、選ぶ道は変わる
- 辞めたあとの道は「同業他社」「施工管理」「設備管理」、辞めずに「資格」もある
- 勢いで辞めず、働きながら次を決めるのが一番安全
- 体や心が限界なら、まず休むことを優先する
保温工の転職全体については、こちらの記事でまとめています。
→ 保温工の転職は何から始める?現役職人が考えた転職先と、使うべきエージェント

