保温工の転職は何から始める?同業で条件のいい会社の探し方と、比べる7つの項目

保温工の転職は何から始める?|転職先の選び方と、辞める前にやること 転職・キャリア

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「今の会社のままでいいのか。でも、保温の仕事自体は嫌いじゃない」。そう思っている職人に向けて書きました。現役の保温職人のなおきです。

転職を考えたとき、最初に決めるのは「どの道に進むか」です。保温工のまま会社を変えるのか、施工管理など別の職種に移るのか、今は動かずに準備するのか。それで、探し方も相談先も変わります。

なおきの本音
僕が転職を意識するのは、こんなときです。
真夏の外での作業や、天井裏にもぐっての作業。
納期がギリギリの現場。
それなのに、頑張っても給料はなかなか上がらない。

まず、3つの道のどれかを決める

あなたの考え進む道この記事で読むところ
① 保温の仕事は続けたい。給料や休みを変えたい同業で条件のいい会社へ「同業の求人の探し方」「会社を比べる7つの項目」
② 現場作業以外の仕事も考えたい。現場の経験は活かしたい施工管理など別の職種へ「施工管理を考えている人へ」
③ 不満はあるが、今は辞めない今の会社で準備する「今は転職しない、という選び方」

なおきの本音
3つの中で、僕が一番気になっているのは①です。
もっと給料が良くて、やりがいのある会社があるなら、飛び込みたいと思っています。

同業の求人の探し方

同じ仕事でも、求人によって呼び方が違います。1つの言葉だけで探すと、見落としが出ます。

  • 「保温工 求人」「保温工事 正社員」
  • 「熱絶縁 求人」(資格や業界の正式な呼び方)
  • 「保温保冷 求人」「ラッキング 求人」「保温板金 求人」
  • 現場の種類で絞る:「プラント 保温 求人」「ダクト 保温 求人」
  • 地域を入れる:「保温工 求人 ○○市」
探す場所向いている使い方気をつけること
ハローワークインターネットサービス地元の会社を、同じ項目の求人票で並べて見る求人票の数字だけで決めず、面接で確かめる
民間の求人サイト広い地域をまとめて検索する同じ求人が何度も出る。正式な条件は会社の採用ページで確認
会社のホームページの採用ページ気になる会社を直接見る。施工実績で現場の種類も分かる求人サイトに出していない会社もある
知り合いの職人、元請けの人の紹介中の様子を先に聞ける断りにくくなる。条件は書面でもらう

保温工のまま求人を紹介してもらえる転職サービスは、今のところこのブログでは紹介していません。公式の情報で確かめられたら追加します。

なおきの本音
ネットで求人を見たことはあります。
周りの職人さんの年収なども気になったからです。

会社を比べる7つの項目

気になる求人が見つかったら、今の会社と並べて書き込みます。求人票に書いていないところは空けておき、面接で聞きます。スクショして使ってください。

確認する項目どこを見るか面接での聞き方
1. 給料の形月給・日給月給・日給のどれか雨や現場の都合で作業がない日は、給料はどうなりますか
2. 基本給と固定残業代固定残業代を除いた基本給、何時間分でいくらか基本給と固定残業代の内訳はいくらですか。何時間分ですか
3. 年間休日日数と、完全週休2日かどうか去年の実際の休みは何日でしたか
4. 現場の種類建築設備・プラント・ダクトのどれが多いか1年でどんな現場が多いですか
5. 集合と移動集合場所、移動時間の扱い、直行直帰朝はどこに集合しますか。直行直帰はできますか
6. 出張・泊まり年にどれくらいあるか出張や泊まりの現場は、年にどれくらいありますか
7. 手当と資格の支援職長・資格手当の額、受検費用を会社が出すか資格手当はいくらですか。資格を取る費用は会社が出しますか

書き込み用の表(分からないところは空けておき、面接で聞いて埋めます)

項目今の会社A社B社
1. 給料の形
2. 基本給と固定残業代
3. 年間休日
4. 現場の種類
5. 集合と移動
6. 出張・泊まり
7. 手当と資格の支援

特に大事なのは2つです。

  • 固定残業代:厚生労働省は、求人で固定残業代を給料に含めるとき、「それを除いた基本給」「何時間分でいくらか」「超えた分は追加で払うこと」を書くよう求めています。書いていなければ、面接で聞きます。
  • 給料の形:同じ月額に見えても、日給の会社は雨で現場が止まった月に手取りが変わります。

ほかにも、昇給、賞与、社会保険・退職金、入社後に仕事や勤める場所が変わる範囲(2024年4月から求人でも示すことになった項目)は、内定の前に確かめておきます。内定が出たら、条件は口頭ではなく書面(労働条件通知書)で受け取ります。

なおきの本音
入る前に聞いておけばよかったのは、資格手当や給料がどのくらい上がっていくのか。
それと、出張があるのかどうかです。

なお、job tagの保温工事の平均年収(約467万円)は、賃金構造基本統計調査をもとにした全国の平均です。職業の分類はその職業だけの集計とは限らないので、あなたが提示される額とは別のものとして見てください。→ くわしくは保温工の年収のリアルで書いています。

動き方の順番

今の仕事を続けながら進めると、収入が途切れない分、焦らずに選べます。体調や職場の事情で先に辞める人もいるので、あくまで一つの進め方です。

  1. 今の不満を書き出し、一番変えたい項目を1つ決める(上の7つから)
  2. 求人を10件ほど見て、相場をつかむ
  3. 気になる会社を比較表に書き込む
  4. 応募して、面接で空いている項目を聞く
  5. 内定が出たら、条件を書面で受け取ってから退職を伝える

なおきの本音
正直に言えば、大変な作業をしているのだから、それに見合った待遇の職場で働きたい。
僕の転職理由は、これに尽きます。

→ 辞め方は保温工を辞めたいと思ったら、面接の準備は職人の転職面接対策にまとめています。

今は転職しない、という選び方

不満があっても、今すぐ動かないのも一つの選び方です。その場合も、次の3つは今の会社にいながら進められます。

  • 比較表の「今の会社」の列だけ先に埋める。分からない項目が、今の会社で確かめることになります
  • 求人を時々見て、自分の経験でどれくらいの条件があるかを知っておく
  • 資格を取る(熱絶縁施工技能士は実務2年から2級を受検できます)。取った後は、今の会社でも転職でも、評価を確かめる材料になります

→ 資格の取り方は熱絶縁施工技能士とは?、保温工に役立つ資格一覧で書いています。

施工管理を考えている人へ

保温工の経験は、施工管理でも活かせる場面があります。ただし仕事の中身が変わるので、同業への転職とは探し方が違います。ここで紹介するのは、同じ会社(株式会社RSG)が運営する2つのサービスです。両方に申し込むのではなく、進みたい道に合う方を1つ選んでください。

※紹介しているサービスを、筆者(なおき)はまだ利用していません。公式サイトの情報をもとにまとめています(2026年10月時点)。

職人から施工管理エージェントRSG建設転職
合う人職人・現場作業員から、施工管理に移りたい人施工管理・設計・積算など、建設業界の会社員の仕事を広く見たい人
合わない人・現時点で推奨していない人保温工のまま会社を変えたい人保温工のまま会社を変えたい人には、対応未確認のため現時点では推奨していない(公式サイトでは、職人の求人を扱うか確認できなかった)
相談すると分かること現場経験で応募できる施工管理の求人、職務経歴書の書き方、面接で聞かれること経験や資格で応募できる建設業界の求人
年齢・地域の条件公式サイトでは確認できなかった。申し込む前に公式サイトで確かめてください公式サイトでは確認できなかった。面談は「お近くのターミナル駅付近」とされています
料金無料無料

施工管理に移りたい人

建設業界の会社員の仕事を広く見たい人

→ 仕事の中身は職人から施工管理への転職はアリ?で書いています。

まとめ:道ごとの次の一歩

すぐに辞める必要はありません。でも、自分の経験で外にどんな条件があるかを知っておくだけで、今の会社との付き合い方は変わります。

あなたの道次の一歩
① 保温工のまま、条件のいい会社へ求人を10件見て、気になる会社を7つの項目で書き込む
② 施工管理など、別の職種へ上の2つのうち、進みたい仕事に合う方を1つ選んで相談する
③ 今は転職しない比較表の「今の会社」だけ先に埋める

出典:厚生労働省 job tag「保温工事」、job tag「統計データの利用にあたっての留意点」、厚生労働省「固定残業代を賃金に含める場合は、適切な表示を」、厚生労働省「2024年4月から労働条件明示のルールが変わります」

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