※この記事にはPR(広告)が含まれています。
「保温工って、実際どれくらい稼げるんだろう」
「同じ現場の他の職種と比べて、安いのか高いのか」
現役の保温職人のなおきです。この記事では、国の統計をもとに保温工の年収のリアルと、現場で働く立場から見た年収を上げる方法をまとめます。
保温工の平均年収は約467万円
厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、保温工事(熱絶縁工)の平均年収は466.9万円、平均年齢は41.6歳です(令和7年賃金構造基本統計調査)。
ただし、これはあくまで平均です。見習いの数年は、これよりかなり低いところからスタートするのが普通です。会社の規模、地域、ビル設備中心かプラント中心か、職長かどうかで、同じ保温工でも年収は大きく変わります。
なおきの本音
僕が保温工を始めたときの年収は、350万円くらいでした。
正直、500万円は欲しいです。
他の職種と比べるとどうか
同じ設備の現場で一緒に働くことが多い職種と比べてみます。
| 職業 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 保温工事(熱絶縁工) | 466.9万円 | 41.6歳 |
| 配管工 | 523.1万円 | 42.9歳 |
| 建築施工管理技術者 | 679.1万円 | 43.4歳 |
こうして並べると、同じ現場にいても、職種によって平均年収には差があることが分かります。特に、施工管理とは200万円以上の開きがあります。
なおきの本音
こうして表にしてみて、施工管理との給料の差には正直びっくりしました。
保温工の年収が上がりにくい理由
- 日給・日当制の会社が多い:雨や現場の空き日があると、そのまま収入が減る
- 工程の最後にしわ寄せが来やすい:配管が終わってからの仕事なので、工期に追われやすいのに単価は上がりにくい
- 評価の物差しが会社任せ:腕が上がっても、それが給料に反映される仕組みがない会社もある
- 体が資本:年齢とともに無理がきかなくなり、稼ぎ方が限られていく
なおきの本音
実際に働いてきて感じるのは、結局は会社の規模で決まるところが大きいということです。
同じ仕事をしていても、会社によって給料の上がり方はまったく違います。
保温工が年収を上げる5つの方法
① 熱絶縁施工技能士を取る
保温工の国家資格です。1級・2級は実務経験が必要ですが、持っていると資格手当がついたり、職長や現場の責任者を任されやすくなったりします。
② 職長・現場のまとめ役になる
段取りや後輩の指導を任されるようになると、手当や日当が上がる会社が多いです。
③ プラント案件の多い会社へ移る
工場やプラントの保温・保冷は、規模が大きく専門性も高いため、ビル設備より単価が高い傾向があります。経験を活かしたまま年収を上げやすい道です。
④ 施工管理に移る
上の表のとおり、平均年収で一番差が大きいのが施工管理です。現場経験があるのは強みになります。
→ くわしくは職人から施工管理への転職はアリ?現役保温工が考えたメリットと、正直きついところで書いています。
⑤ 独立して一人親方になる
仕事を自分で取れるなら、収入の上限は会社員より高くなります。ただし、仕事が途切れるリスクや、保険・道具・営業もすべて自分持ちになる点は覚悟が必要です。
なおきの本音
僕はまず、①の資格(熱絶縁施工技能士)を取って、年収を上げるところから始めるつもりです。
今の会社で上がらないなら、外を見てみる
資格を取っても、職長になっても、会社の仕組みとして給料が上がらないことはあります。そのときは、自分の腕が悪いのではなく、会社と業界の構造の問題です。
いきなり辞める必要はありません。ただ、「自分の経験なら、外ではどれくらいの条件になるのか」を一度聞いてみるだけでも、今の会社との付き合い方が変わります。
職人から施工管理エージェント
職人・現場作業員から施工管理への転職を専門にサポートしているサービスです。職人の経験がどう評価されるかを、業界出身のコンサルタントに無料で相談できます(40歳未満の人が対象)。
あわせて読みたい
→ 2級管工事施工管理技士とは?保温工が取るメリットと受検資格・試験日程
→ 30代職人の転職は遅くない|30代で動くべき理由と進め方
→ 施工管理の年収はいくら?保温工・配管工と比べてわかった差
→ 保温工に役立つ資格一覧|取る順番と年収アップにつながる資格
→ 保温工はきつい?現役職人が感じる5つのきつさと対策
まとめ
- 保温工の平均年収は約467万円(job tag/令和7年賃金構造基本統計調査)
- 同じ現場でも、施工管理とは平均で200万円以上の差がある
- 年収を上げる道は「資格」「職長」「プラント」「施工管理」「独立」の5つ
- 今の会社で上がらないなら、外の条件を知っておくだけでも価値がある
保温工の転職全体について知りたい人は、こちらも読んでみてください。
→ 保温工の転職は何から始める?現役職人が考えた転職先と、使うべきエージェント

